これからパッチムというやつをやらないといけないんですけど、これが厄介です。
パッチムっていうのはハングル文字の下部分です。
「일」の「ㄹ」とか「십」の「ㅂ」の部分ですね。多分、あまりこのパッチムを文法でやりすぎると、ややこしくて挫折するというか疲れると思うんですよね。発音の規則も難しいですし。
なので、単語でそのまま覚えるのが一番じゃないかなと思ったり…
とりあえず発音は知らないといけなので発音を見てみたいと思います。
パッチムの音の種類
パッチムの文字はたくさんあるんですけど、音自体は7つに分類されます。
分かりやすいように「시」をつけます。
① 식 → シk
② 신 → シn
③ 싱 → シng
④ 심 → シm
⑤ 싣 → シt
⑥ 실 → シl
⑦ 십 → シp
この「シ」の後ろの英語は何なんだって思いますよね。
日本語は「ん」で終わる単語以外は全部母音で終わります。
「いぬ」→「inu」、ねこ→「neko」、とり→「tori」のように。
でも韓国語のパッチムは子音なので、日本語では正確に表せないんです。
例えば④の「심」は「シm」と書いてますが、これを日本語で無理やり書くと「シム」となります。
でも日本語のシムの発音だと、韓国語にすると「시무」になるんです。
なので「ム(mu)」の「u」を発音しない「m」で止めています。
発音のポイント
では、発音のコツを自分なりの方法で教えますね。
①の「식」は日本語で無理やり書くと「シク」ですが、このパッチムの「ㄱ」は「クの音を出そうとした瞬間息を止めてクの発音をさせない」感じです。ク(ku)の音を出そうとするのに急に息を止めるから k で止まってしまう感じと言ったらいいでしょうか。
息を止めると言っても口を閉じるわけではありません。
パッチムの上の文字(식の場合は시(シ))の口の形のまま息を止めます。
日本人が聞いたら「シッ」みたいに聞こえると思います。
単に息を止めるのじゃなくて、クの音を出そうとすることが大事です。
小さな「ク」の文字をイメージしたらわかりやすいかもしれませんね。
「 シク 」みたいな感じで。②の「신」と③の「싱」は日本語で無理やり書くとどちらも「シン」です。
②の方のパッチム「ㄴ」は舌先を上の前歯の裏に付けて発音する感じですけど、イメージ的には綺麗な透き通った「ン」の音って感じですかね。
③の方は鼻から音が抜ける「ン」で、「シンガー」と言うときの「ン」と言えば良いでしょうか。ちょっと濁った感じの「ン」の音になると思います。
④の「심」は上でも書いた通り日本語にすれば一応「シム」です。
パッチムの上の文字を発音した直後に口を閉じて「ム」と発音しようとすれば良いです。
⑤の「싣」は日本語にすれば「シッ」ですが、このパッチムの「ㄷ」は舌先を上あごの前の方に付けて息を止める感じだと思います。
「失点」と言うときの「ッ」の感じで良いと思います。
⑥の「실」は日本語で無理やり書くと「シル」になります。
これが結構難しいんですよね。僕もちゃんと発音できてるかどうか。
発音的には英語の「r」ではなくて「l」だと思います。
多分、舌先を上の前歯の裏のあたりか上あごの前の方に当てて「ル」と言おうとする感じで良いんじゃないかなと思います。
日本語の「ル」にはならないように気を付けてください。
このパッチムの「ㄹ」を今後日本語で表現する時は「ル(ru )」の半分の「r」で書くことにします。
⑦の「십」は日本語で無理やり書くと「シプ」です。
④の「심」と同じように、パッチムの上の文字を発音した直後に口を閉じて「プ」を発音しようとすれば良いと思います。
パッチムの7つの発音はこんな感じです。
難しいですよね。
でも大体で良いと思います。韓国人が察して聞き取ってくれるはず。
あまり気にしすぎると難しさで挫折するので、軽い気持ちで何となくやりましょう。