BTSの兵役問題で兵役免除されるべきかどうか意見が分かれる中、ニュースで「代替服務」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
この代替服務とは何か。
簡単に言うと軍の部隊に所属して身体を使った訓練をするのではなく、その代わりとして行政機関や公共機関などで働いたり専門性を生かした分野で働くことです。
BTSの場合は選定の基準の1つである「芸術・体育分野で一定の成績を収めた人」の対象とするかどうかで議論がされているようです。
今まで韓国では大衆文化の分野だけは代替服務の恩恵の例外とされてきたのでこういった事になっています。
代替服務制についてもう少し詳しく知りたい方は下に載せておくので参考にどうぞ。
代替服務制
以下はNAVER知識百科に記載の代替服務制についてGoogle翻訳したものです。
概要
徴兵制のある国で施行する。軍で必要な需要よりも兵役対象人口が多い場合、これを解決するための代案として服務期間調整や兵役免除などとともに導入される事例が多い。個人の信念や良心によって兵役を拒否する良心的兵役拒否者のための服務形態としても知られている。
韓国の代替服務制
1969年に導入された防衛兵召集制度を代替服務制の始まりとみなす。軍に必要な需要より多くの入営対象者が累積する状況を改善し、郷土防衛を強化するために施行された服務形態で、基礎軍事教育を終えた後、自宅で出退勤し、軍部隊や警察署、国家行政機関などで服務した。防衛召集制度は1995年、常勤予備役と公益勤務要員(現社会服務要員)が新設され廃止された。 1970年代の兵役特例法が制定された後、韓国の代替服務制は時期によって様々な形で存在した。
2020年基準兵役法で規定した代替服務としては、社会服務要員、芸術・体育要員、公衆衛生医師、兵役判定検査専門医、公益法務官、公衆防衛獣医師、専門研究要員、産業機能要員、代替役などがある。 広くは現役兵で選抜する転換服務(義務警察・義務消防員)を代替服務の一つとみなす。
社会服務要員は兵役判定身体検査で補充役(4級)と判定された人が対象だ。自宅で出退勤して2年2ヶ月間福祉施設・保健医療・教育文化などの社会サービス及び行政機関で服務する。芸術・体育要員は芸術・体育分野で一定の成績を収めた人を対象に当該分野の発展に寄与するようにした服務形態だ。服務期間である2年10ヶ月間、自分が保有した特技を活用した奉仕活動をしなければならず、義務事項を遵守しなければ編入が取り消され現役で服務することもある。
公衆衛生医師・兵役判定検査専任医師・公益法務官・公衆防衛獣医師などは専門性を活用する服務形態だ。医師・弁護士・獣医師など専門資格証所持者が対象であり、3年間保健所や法律公団など公共機関で公務員の身分で服務する。
専門研究要員と産業機能要員は国家で指定した民間企業や研究所で服務するタイプだ。専門研究要員は修士以上の学位を取得した人で兵役指定業者に選定された研究機関で3年間研究員として服務し、産業機能要員は兵役指定業者に選定された工業・鉱業・エネルギー産業・建設業・海運業などで服務しているか、国際的レベルの機能を持つ人などで当該分野の民間企業で2年10ヶ月間服務する。
代替役は良心的兵役拒否者を対象とする代替服務だ。 2018年6月憲法裁判所が良心的兵役拒否者に対する代替服務を規定していない兵役法第5条に対して憲法不合致を決定した後、2019年兵役法を改正して新設した。 2020年1月から施行され、以前まで韓国では良心的兵役拒否が認められなかったため、兵役拒否者は入営避難事犯で刑事処分を受けた。
代替役対象は30歳以下の現役兵入営対象者と社会服務要員召集対象の補充役、服務を終えた予備役と補充役などだ。これらのうち憲法が保障する良心の自由を理由に現役・予備役・補充役の服務に代わって兵役を履行しようとする人は代替役編入を申請することができる。編入審査は、法曹人と精神科専門医、人権活動家などの専門家で構成された代替役審査委員会が行う。審査委員会は、申請者や関連機関・団体が提出した書類や証人・参考人などの陳述などに基づいて決定を下す。
代替役服務期間は36ヶ月で、校正施設など代替服務機関で合宿形態で服務する。業務は公益に必要な分野で、武器や凶器を使用したり、人命殺傷・施設破壊などの能力向上に関連する行為などは含まれない。服務を終えた後は、8年間の校正施設などで予備軍代替服務を施行する。
[ネイバー知識百科]代替服務制[alternative service、代替服務制]
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